
出典:SONY公式サイト
SONY LinkBuds S 性能 26,400円
ヘッドホン部(その他) | |
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電源 | Li-ion |
充電方法 | USB充電(ケース使用) |
電池持続時間(連続音声再生時間) | 最大6時間(NCオン)/最大9時間(NCオフ) |
電池持続時間(連続通話時間) | 最大3.5時間(NCオン)/最大3.5時間(NCオフ) |
電池持続時間(待受時間) | 最大8.5時間(NCオン)/最大16時間(NCオフ) |
Bluetooth | |
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通信方式 | Bluetooth標準規格 Ver.5.2 |
出力 | Bluetooth標準規格 Power Class 1 |
最大通信距離 | 10m |
使用周波数帯域 | 2.4 GHz帯 (2.4000 GHz – 2.4835 GHz) |
対応Bluetoothプロファイル | A2DP, AVRCP, HFP, HSP/ TMAP, CSIP, MCP, VCP, CCP |
対応コーデック | SBC, AAC |
対応コンテンツ保護 | SCMS-T |
伝送帯域(A2DP) | 20 Hz – 20,000 Hz (44.1 kHz sampling) 20Hz-40,000Hz(LDAC 96kHz sampling 990kbps) |
実際に使って感じたこと
サイズ・装着感レビュー
正直、ここまで小さく軽いイヤホンは初めて使いました。片耳わずか4.8gって聞くと「軽すぎて大丈夫?」って思ったんですけど、つけてみると全然違和感なし。長時間使っても耳が痛くならないし、女性や耳の小さい人でもストレスなく使えます。これでノイズキャンセリング付きだから驚きです。

出典:SONY公式サイト
しかも装着感がめちゃくちゃ安定してるんですよね。耳から飛び出す量を抑えて重心を頭に近づけているらしく、歩いてもランニングしてもズレにくいです。実際に試してみると、WF-1000XM4より格段にフィット感が上がっていて、「これなら落ちる心配もないな」と安心できました。

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専用アプリでイヤーピースのサイズを測定できるのも地味に便利。自分にぴったりのサイズがわかるので、フィット感もノイズキャンセリング性能も最大限に引き出せます。ここまでやってくれると、ちょっと価格を考えても納得感ありますね。
デザインも洗練されていて、滑らかでスリークなフォルムが個人的にツボです。触っても汚れが付きにくいし、カラーも落ち着いたトーンだから仕事でもプライベートでも違和感なし。見た目の良さも含めて「買って損なし」と思いました。

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さらに環境に配慮しているのも好印象。「Earth Blue」はウォーターサーバーボトルのリサイクル素材でできていて、一つ一つ模様が違うんです。エコを意識しつつも、個性的でちょっとした所有欲も満たしてくれる感じ。こういう小さなこだわり、個人的に好きです。
ノイキャン・外音取り込み機能レビュー
LinkBuds Sのノイズキャンセリングは、小型モデルとは思えないレベルです。正直、最初は「WF-1000XM4の方が強いんじゃない?」と思っていたんですが、実際に使ってみると通勤電車でもかなり静か。周りの雑音がスッと消える感覚があって、音楽や動画の没入感が一気に高まります。価格を考えても、このノイキャン性能はかなりコスパ良いと思います。

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外音取り込みの自然さもポイント高いです。従来モデルよりかなり進化していて、イヤホンをつけたままでも会話が普通にできるレベル。しかも20段階で細かく調整できるので、「周囲の声だけ拾いたい」とか「街中の音は抑えたい」といったシーンに合わせてカスタムできるのが便利でした。
特に感心したのは、自動で環境に合わせてモードを切り替えてくれる機能。家では外音取り込み、外に出るとノイキャンに切り替え、電車に乗ればさらに強力に、という感じで何もしなくても最適化されるんです。正直、最初は半信半疑でしたけど、一度慣れるともう手放せません。
「スピーク・トゥ・チャット」も面白い機能で、話しかけられたらそのまま声を出せば音楽が止まって会話モードに切り替わります。レジでのちょっとしたやり取りや、オフィスで話しかけられたときに地味に役立ちました。たまに咳とか鼻歌に反応してしまうのはご愛嬌ですが、便利さの方が勝ちますね。

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さらに、風切り音に配慮した作りも嬉しいところ。外を歩いていても「ゴーッ」という風の音が気になりにくく、ノイズキャンセリングがしっかり効いているのを実感できます。ここまで使い勝手を考えた設計なら、価格に対して十分に納得できると感じました。
通話品質レビュー
LinkBuds Sは通話性能もかなり優秀です。複数マイクとAIによるボイスピックアップのおかげで、周りが騒がしいカフェや駅のホームでも相手に自分の声がクリアに届きます。実際に使ってみても、相手から「声がはっきり聞こえるね」と言われることが多く、ノイズで声がかき消される心配がないのは安心です。

出典:SONY公式サイト
特に5億サンプル以上を学習したAIアルゴリズムが効いているのか、周囲の環境音と自分の声をしっかり分離してくれる印象。リモート会議や外出先での急な電話でも、「聞き返されるストレス」がほぼなくなりました。価格を考えると、この通話品質は十分に価値があると感じます。
また、スマホを触らずに音楽を自動再生してくれる「Auto Play」も便利です。通話が終わったら勝手に音楽が流れ始めるので、わざわざ操作する手間がありません。SpotifyやApple Musicと連携できるので、普段から音楽をよく聴く人には嬉しい機能だと思います。

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さらに、ソニー独自のSound ARアプリ「Locatone」にも対応していて、顔の向きに合わせて音の方向が変わるのが面白い体験でした。立体音響がリアルに感じられるので、音楽だけでなくエンタメ用途でも楽しめるのはLinkBuds Sならではの魅力ですね。
バッテリーレビュー
コンパクトな見た目ながら、バッテリー性能はかなり優秀です。ノイズキャンセリングをオンにしても、本体だけで最大6時間、ケースを合わせると最長20時間使えます。ノイキャンをオフにすれば、本体だけで9時間、ケース込みで30時間と、1日中使っても余裕があるレベルです。しかも急いでいるときにありがたいのが、わずか5分の充電で1時間使えるクイック充電。外出前に「あ、充電忘れてた!」となっても安心できます。

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接続の安定性もかなり高く、XperiaやiPhoneなど機種を選ばず安定して使えるのは大きなポイントです。独自のプロセッサー「V1」による最適化で、電車や人混みといった電波が混雑する場所でも音飛びしにくい設計。動画を見るときの遅延も少なく、さらに次世代規格のBluetooth LE Audioにも対応しているので、今後のアップデートでさらに低遅延&高音質な体験が期待できます。
Androidユーザーにうれしいのが「audio switch」機能。複数の端末に同時に繋げて、通知ひとつで自動的に切り替えてくれるので、スマホとタブレットを行き来しても接続し直す必要がありません。さらに、PCやスマホなど最大8台までペアリングでき、同時接続のマルチポイントにも対応。たとえば、PCで会議をしていてスマホに着信が来たら、自動で通話に切り替わるのでめちゃくちゃ便利です。
そのほか、IPX4相当の防滴性能で雨の日や運動中も安心。Google Fast PairやWindowsのクイックペアリングで接続が一瞬で終わるので、機械が苦手な人でも迷うことなく使えます。片耳だけの利用や装着検出機能など、細かい便利さもきちんと押さえていて、「ちょっとしたストレスをなくしてくれるイヤホン」という印象ですね。

出典:SONY公式サイト
音質レビュー
LinkBuds Sの音質は、小型モデルながらかなりパワフルです。低音はズシッと響くのに、ボーカルは透き通るようにクリア。ポップスやロックはもちろん、映画やポッドキャストのセリフまでしっかり聞き取れるので、ジャンルを問わず満足感があります。サイズ感からは想像できない音の迫力にちょっと驚かされました。
さらにLDAC対応で、ハイレゾ音源をワイヤレスでも楽しめるのもポイント。対応スマホと組み合わせると、通常のBluetoothの約3倍の情報量で伝送できるので、音の厚みや細かいニュアンスまで再現されます。特にクラシックやジャズなど、繊細な音を楽しみたい人にはおすすめです。

出典:SONY公式サイト
また、AIが楽曲をリアルタイムに分析して、圧縮音源をハイレゾ級にアップスケーリングしてくれる「DSEE Extreme」もかなり優秀。YouTubeやSpotifyの音源でも臨場感がグッと増して、「いつもの曲がちょっと豪華に聴こえる」感覚を味わえます。

出典:SONY公式サイト
内部にはWF-1000XM4でも使われている統合プロセッサーV1が搭載されていて、音のクリアさと歪みの少なさも安心感あり。さらに専用アプリでイコライザーを細かく調整できるので、低音重視派からボーカル重視派まで、自分好みに音をカスタマイズできます。
全体的に「コンパクトなのに音は本格派」。価格を考えるとコスパはかなり高く、日常使いから音楽鑑賞まで幅広く対応できるバランスのいいイヤホンだと感じました。
メリット
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小型ながら低音から高音までバランス良く、ジャンルを選ばないクリアな音質。
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LDAC対応でハイレゾ音源をワイヤレスでも高音質で楽しめる。
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ノイキャン性能が高く、電車やカフェでも集中できる静けさを実現。
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通話品質が優秀で、AIノイズリダクションにより声がクリアに届く。
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専用アプリでイコライザーや機能を細かくカスタマイズできる
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デメリット
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ノイキャンON時は最大6時間と、バッテリー持ちはやや短め。
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マルチポイント接続は可能だが、LDAC使用時は制限がかかる場合がある。
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高音質や便利機能をフル活用するには専用アプリが必須。
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ケースが小型で持ち運びやすい反面、長時間の外出には充電がやや不安。
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LDACやDSEE Extremeの効果を実感するには対応スマホや環境が必要。
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⭐ 総合評価
音質 | ★★★★☆ |
装着感 | ★★★★★ |
機能性 | ★★★★★ |
バッテリー | ★★★★☆ |
総合 | ★★★★☆(4.5 / 5.0) |
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