
出典:SONY公式サイト
SONY WF-1000XM5 性能 39,600円
ヘッドホン部(その他) | |
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電源 | Li-ion |
充電方法 | USB充電(ケース使用) |
電池持続時間(連続音声再生時間) | 最大8時間(NCオン)/最大12時間(NCオフ) |
電池持続時間(連続通話時間) | 最大6時間(NCオン)/最大7時間(NCオフ) |
Bluetooth | |
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通信方式 | Bluetooth標準規格 Ver.5.3 |
出力 | Bluetooth標準規格 Power Class 1 |
最大通信距離 | 10m |
使用周波数帯域 | 2.4 GHz帯 (2.4000 GHz – 2.4835 GHz) |
対応Bluetoothプロファイル | A2DP, AVRCP, HFP, HSP/ TMAP, CSIP, MCP, VCP, CCP |
対応コーデック | SBC, AAC,LDAC,LC3 |
対応コンテンツ保護 | SCMS-T |
伝送帯域(A2DP) | 20 Hz – 20,000 Hz (44.1 kHz sampling) 20Hz-40,000Hz(LDAC 96kHz sampling 990kbps) |
実際に使って感じたこと
ノイキャンレビュー
WF-1000XM5は、ソニー完全ワイヤレスイヤホン史上最高クラスのノイズキャンセリング性能を誇るモデルです。統合プロセッサーV2と高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN2eの組み合わせにより、リアルタイムで周囲の環境に応じた最適なノイキャン処理を実現。電車や飛行機、街中の雑踏など、あらゆるシーンで従来機種よりもさらに静寂を感じられるようになっています。

出典:SONY公式サイト
WF-1000XM4と比較して、20%のノイズ低減が可能になった点も見逃せません。片耳にデュアルフィードバックマイクとフィードフォワードマイクを3つずつ搭載する「マルチノイズセンサーテクノロジー」により、低域から高域まで幅広くノイズを抑制。特に電車や飛行機などの乗り物内での雑音低減は圧倒的で、集中して音楽や動画に没入できます。

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さらに、風ノイズ低減構造や高音域遮音性の高いノイズアイソレーションイヤーピースを採用しており、屋外での使用でも快適。金属に微細孔加工を施したマイク部のデザインも、静粛性と高級感を両立しています。逆位相の音波を正確に生成する新ドライバーユニット「ダイナミックドライバーX」の採用により、ノイズキャンセリングだけでなく音楽再生時の低音・高音の再現性も向上。
結果として、WF-1000XM5はノイキャン性能の高さだけでなく、静寂の中で音楽を楽しむ際の音質再現性も極めて優秀。周囲の騒音を完全に遮断しながらも、音の細部までクリアに再生できる、まさにハイエンドモデルならではの完成度を感じられます。
音質レビュー
WF-1000XM5は、ソニー独自開発の8.4mm「ダイナミックドライバーX」を搭載し、低音から高音までバランスの取れた高音質を実現しています。ドーム部とエッジ部に異なる素材を使用した振動板構造により、柔らかく沈み込む低音域と、軽量で剛性の高いドームによる伸びやかな高音域を両立。信号処理から再生まで高品位な処理を行うことで、歪みの少ないクリアな音を楽しめます。

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完全ワイヤレスでありながらLDACコーデックに対応しており、従来のBluetooth Audioと比べ最大約3倍の情報量でハイレゾ音源を伝送可能。ハイレゾコンテンツを原音に忠実に再現できるため、圧縮音源でもAI技術「DSEE Extreme」によりリアルタイムにハイレゾ級までアップスケーリングされ、音のディテールや臨場感が格段に向上します。

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さらに、360 Reality Audio認定モデルとして個人最適化に対応。専用アプリで耳の形やヘッドホンの特性に合わせることで、音の定位や広がり、奥行き感をより忠実に再現できます。ヘッドトラッキング機能を組み合わせることで、頭の向きに応じて音の方向が変化し、まるでライブ会場で聴いているかのような没入感のある音体験が可能です。

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外音取り込み機能も進化しており、アンビエントサウンドモードで自然に周囲の音を取り込みながら音楽を楽しめます。一時的に音量を下げて周囲の音を聞き取りやすくするクイックアテンションモードも搭載。外音取り込みレベルは20段階で調整可能で、ボイスフォーカスをONにすることで人の声やアナウンス音のみを強調し、快適に利用できます。
総じて、WF-1000XM5は圧倒的な高音質と臨場感を兼ね備え、ノイキャンと組み合わせることで、外界の雑音を完全に遮断しつつも、音楽の細部まで鮮明に再現するハイエンドモデルならではの完成度を実現しています。
サイズ・装着感レビュー
WF-1000XM5は、前モデルWF-1000XM4よりもイヤホン本体を約25%小型化、装着部の重量も7.3gから5.9gへ軽量化。小型化により耳との干渉が減り、長時間装着しても疲れにくい快適性を実現しています。さらに、イヤホン本体の内側には「エルゴノミック・サーフェス・デザイン」を採用し、耳の内側に沿う曲線形状でフィット感を向上。高さも抑えられ、耳からの飛び出しも小さく、優れた装着安定性を誇ります。

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イヤーピースも改良され、ポリウレタンフォーム素材を見直すことで圧迫感を軽減。さらにSS/S/M/Lの4サイズから選択可能となり、より多くの耳の形に対応します。専用アプリ「Sound Connect」では、装着状態テストにより最適なイヤーピースを判定でき、正しく装着することでノイズキャンセリング性能を最大限に引き出せます。

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デザイン面でも高級感を追求。マイク部は金属に微細孔を施した風ノイズ低減設計、側面には光沢加工、タッチ操作部の天面にはマット加工を施すことで、操作性と美しさを両立しています。新色「Smoky Pink」は、肌馴染みの良い上品な色味で、装着するだけでファッション性もアップします。

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ケースも約15%の小型化、厚みも約3mm薄型化され、手のひらに収まるコンパクト設計。持ち運びの利便性が向上し、日常での使用も快適です。さらに本体やケースの一部には再生プラスチックを使用し、パッケージもプラスチックフリーで環境に配慮した設計となっています。
WF-1000XM5は、耳へのフィット感、軽量化、装着安定性に加え、デザイン性とサステナブルな配慮を兼ね備えた、日常でもストレスなく使えるハイエンドイヤホンです。
通話品質レビュー
WF-1000XM5は、ソニー完全ワイヤレス史上最高の通話品質を実現しています。AI技術を活用した高精度ボイスピックアップテクノロジーにより、複数のマイクを最適に制御。5億サンプル以上のAI学習データを基に、装着者の声と周囲の環境ノイズを正確に分離し、騒がしい場所でもクリアな通話を可能にしています。さらに、骨伝導センサーによって口からの声だけでなく頭蓋骨を通じて伝わる声も集音するため、相手に伝わる音声がより自然で明瞭になります。

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マイク部は金属に微細孔加工を施した凹凸の少ないデザインで風ノイズも低減。ノイズキャンセリングオフ時で最大7時間、オン時でも最大6時間の連続通話が可能で、オンライン会議や外出先での長時間通話でも安心です。

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また、マルチポイント接続に対応しており、2台のデバイスを同時に接続可能。プライベートのスマホと仕事用スマホやパソコンに接続すれば、イヤホンを付け替えることなく、音楽再生とオンライン会議をシームレスに切り替えられます。スマホやPCのOSを問わず使用できるため、iPhoneとAndroid、あるいはiPhoneとWindowsの組み合わせでも快適に利用可能です。
WF-1000XM5は、どんな環境下でも相手にクリアな声を届けられる、ビジネスや日常使用に最適な高性能イヤホンです。
メリット
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統合プロセッサーV2と高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN2eにより、周囲環境に合わせてリアルタイムでノイズを低減し、静寂な空間で音楽を楽しめます。
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独自開発の8.4mmダイナミックドライバーXとDSEE Extreme AI処理、LDAC対応により、圧縮音源でもハイレゾ級の高音質を再現し、360 Reality Audioで臨場感ある音楽体験が可能です。
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小型軽量化とエルゴノミックデザイン、豊富なイヤーピースサイズで耳にしっかりフィットし、長時間でも快適に装着できます。
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外音取り込みモードやマルチポイント接続、コンパクトなケース設計など、日常使用や持ち運びに便利な機能が充実しています。
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高精度ボイスピックアップと骨伝導センサーにより、騒音下でもクリアな通話品質を提供し、オンライン会議や外出先での通話も快適です
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デメリット
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高性能ノイズキャンセリングや高音質再生はバッテリー消費が増えるため、長時間使用時は充電が必要です。
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小型化によりタッチ操作面が小さく、操作ミスが起こることがあります。
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AIやアプリによる音質最適化や装着テストは対応機器や設定に依存するため、全環境でフル性能を発揮できるわけではありません。
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骨伝導センサーやマイク性能は個人差や環境によって通話品質が左右される場合があります。
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強いノイズ環境や屋外での使用では、外音取り込みやノイズキャンセリングの効果に限界がある場合があります。
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⭐ 総合評価
音質 | ★★★★★ |
装着感 | ★★★★★ |
機能性 | ★★★★★ |
バッテリー | ★★★★★ |
総合 | ★★★★★(5.0 / 5.0) |
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