
出典:apple公式サイト
AirPods 4(第4世代)アクティブノイズキャンセリング搭載モデル 性能 29,800円(税込)
項目 | AirPods(第4世代・ANC搭載モデル) |
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ドライバ | 専用の高偏位Appleドライバ |
アンプ | 専用ハイダイナミックレンジアンプ |
対応機能 |
アクティブノイズキャンセリング(ANC) 適応型オーディオ 外部音取り込みモード 会話感知 声を分離 パーソナライズされた空間オーディオ+ダイナミックヘッドトラッキング アダプティブイコライゼーション |
再生時間 |
ANCオン時:最大4時間 ANCオフ時:最大5時間 |
通話時間 | 最大4.5時間 |
ケース併用時 |
ANCオン時:最大20時間 ANCオフ時:最大30時間 5分充電で約1時間再生 / 約45分通話 |
充電方法 |
USB-C(※ケーブル別売) Apple Watch充電器対応 Qi規格ワイヤレス充電対応 |
充電ケース |
スピーカー内蔵(「探す」アプリに対応) コンパクト設計で持ち運びやすい |
同梱物 |
AirPods(第4世代・ANC搭載モデル)本体 スピーカー搭載充電ケース(USB-C) マニュアル ※USB-C充電ケーブルは別売 |
実際に使って感じたこと
音質レビュー
AirPods 4(ANC搭載モデル)は、通常版と同じく 専用の高偏位ドライバ+ハイダイナミックレンジアンプ を採用しており、音質傾向は共通しています。中高域のクリアさとボーカルの抜けの良さが際立ち、低音も自然に伸びるバランス型のサウンドです。

出典:apple公式サイト
違いを感じやすいのは、アクティブノイズキャンセリング(ANC)によるリスニング環境の改善。周囲の雑音を抑えてくれるので、小音量でも音のディテールがしっかりと聴き取れます。さらに、適応型オーディオや空間オーディオ(ダイナミックヘッドトラッキング対応) によって、音楽や動画に没入できるのも魅力です。
装着感レビュー
形状自体は通常版のAirPods 4と同じく、軽量なインナーイヤー型。耳への負担が少なく、長時間のリスニングや通話でも疲れにくい快適な装着感です。
ただしANCモデルならではのメリットとして、装着した瞬間に雑音がスッと消える“静けさ”が加わるのが特徴。物理的なフィット感は同じでも、周囲の環境が和らぐことで体感的な快適さはワンランク上に感じます。

出典:apple公式サイト
さらに、外部音取り込みモード や 会話感知機能 に対応しているので、コンビニのレジやオフィスでのちょっとした会話もイヤホンを外さずに済みます。この“付けっぱなしで生活できる感覚”は、通常版との大きな差といえるでしょう。
バッテリー性能レビュー
通常版のAirPods 4が最大6時間の再生に対応していたのに対し、ANCモデルでは最大4時間(ANCオン時)、最大5時間(ANCオフ時) と少し短めになっています。アクティブノイズキャンセリングを常時使うと消費が増えるため、実使用でも体感で1〜2時間ほど持ちが違う印象です。
とはいえ、充電ケースを併用すれば ANCオンで最大20時間、オフで最大30時間 と十分なスタミナを確保できます。出先で頻繁にケースに戻すスタイルなら、実用上は特に不満は感じにくいでしょう。
さらに便利なのが急速充電機能。わずか5分の充電で約1時間の音楽再生、または約45分の通話 が可能なので、出発前のちょっとした充電でも安心感があります。
操作性・便利機能レビュー
感圧センサーで直感操作
基本的な操作性はANCなし版と同じで、軸部分の感圧センサーを使い、軽くピンチするだけで操作できます。
- 1回押す:再生 / 一時停止 / 通話応答
- 2回押す:次の曲にスキップ / 通話終了
- 3回押す:前の曲に戻る
- 長押し:ANC ⇔ 外部音取り込みモード切り替え(※通常版はSiri起動のみ)
ANC搭載モデルでは「ノイズコントロールの切り替え」が可能になり、よりシーンに合わせた使い方ができます。
ノイズコントロールの活用
- アクティブノイズキャンセリング(ANC):周囲の雑音を低減し、音楽や会話に集中可能
- 外部音取り込みモード:環境音を自然に取り込み、駅のアナウンスや会話も聞きやすい
- 適応型オーディオ:周囲の状況に応じてANCと外音取り込みを自動で調整
特に「適応型オーディオ」はANCモデル限定の機能で、外でも屋内でも音量を細かく調整する必要がなく快適です。
Siri & ジェスチャー対応
「Hey Siri」による音声操作はもちろん健在。通知の読み上げや通話応答も「うなずく / 首を振る」といったジェスチャーで操作可能。ハンズフリー環境では非常に便利です。
デバイス間シームレス接続
iPhone、iPad、Mac、Apple Watch、Apple TV、Vision Pro などApple製品間で瞬時に接続を切り替え可能。耳から外すと音楽が自動停止 → 戻すと再生再開する機能もそのまま搭載。
探す機能 & ケーススピーカー
充電ケースにはスピーカーを内蔵しており、「探す」アプリで音を鳴らして場所を特定可能。紛失防止の安心感が高いのもポイントです。
まとめ
ANC搭載モデルは、通常版と同じ直感操作に加えて「ANC ⇔ 外音取り込みの切り替え」や「適応型オーディオ」が使えるのが大きな違い。日常から移動、作業中まで幅広いシーンに最適化された操作性を実現しています
通話性能レビュー
声を分離する超クリアな通話音質
ANC搭載モデルでも「声を分離」機能をサポート。H2チップによるコンピュテーショナルオーディオが周囲の雑音を抑えつつ、あなたの声を鮮明に届けます。
カフェや駅のホーム、風の強い屋外などノイズが多い場所でも、相手にはクリアな音声が届くため、ビジネス通話やオンライン会議でも安心です。
マイク構成
- デュアルビームフォーミングマイク:話者の声を正確にピックアップし、周囲の騒音を軽減
- 内向きマイク:耳に届く自分の声を検出し、自然な音声バランスを保つ
ANC搭載により、ノイズ低減の精度がさらに向上。電車や車内など環境音が大きい場所でも、より快適に会話が可能です。
FaceTime通話対応
AAC-ELD音声コーデックに対応しており、HD品質のクリアなFaceTime通話が可能。さらに「パーソナライズされた空間オーディオ」との組み合わせにより、複数人でのFaceTimeも立体的で自然な会話体験を実現します。
会話感知機能
ANC搭載モデルでは「会話感知」が利用可能。
人と会話を始めると、自動で音楽の音量が下がり、外部音取り込みモードに切り替わるため、イヤホンを外さず自然に会話できます。会話が終わると音量は自動で戻り、シームレスに音楽を楽しめます。
総評・おすすめポイント
総合評価
AirPods 4(ANC搭載モデル)は、従来の軽量デザインや快適な装着感はそのままに、アクティブノイズキャンセリング(ANC) と 会話感知機能 を追加した上位モデルです。
H2チップによる高音質、自然な空間オーディオ、シームレスなAppleデバイス連携は健在。さらに雑音環境での通話性能や、外部音取り込みの精度が大きく進化しており、より「日常に溶け込むイヤホン」となっています。
おすすめポイント
- ANC対応で雑音に強い:電車や飛行機でも集中できる静寂空間を実現
- 会話感知でイヤホンを外さず会話可能:生活や仕事中の利便性が大幅向上
- 高音質オーディオ:専用ドライバ+H2チップ+アダプティブEQで豊かなサウンド
- 通話の安定性:声を分離するマイクとANCが相乗効果でクリアな音声を実現
- 最大30時間のバッテリー:ANCオン時でも20時間と十分な持続力
- Apple製品との抜群の親和性:デバイス切り替えや共有機能が直感的で快適
こんな人におすすめ
- 通勤・通学で電車やバスを利用する人
- 飛行機など長距離移動が多い人
- 雑音の多い環境で通話やオンライン会議を行う人
- Apple製品を複数所有し、スムーズに切り替えて使いたい人
👉 結論:
通常版 AirPods 4 が「日常使いの万能モデル」なら、ANC搭載モデルは「ビジネスにも旅行にも安心なハイグレード版」。
価格差はありますが、騒がしい環境で過ごす時間が多い人なら間違いなく選ぶ価値があります。
⭐ 総合評価
音質 | ★★★★★ |
装着感 | ★★★★★ |
機能性 | ★★★★★ |
バッテリー | ★★★★☆ |
総合 | ★★★★☆(4.75 / 5.0) |
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